初めて補聴器を使う時、お店で聞えに合わせて調整をしますが補聴器の音に慣れるまでには時間がかかります。
メガネのように掛ければパッと見えれば良いんですけど・・
ここでは補聴器をうまく使いこなすための使い方ガイドをご紹介します。
ステップ1.【補聴器の音を聞く】
家の静かな所で練習します。補聴器から聞こえる音に慣れましょう。新しく聞こえる音が何の音なのか感じて下さい。今まで聞こえていた音が補聴器で聞くと違う感じに聞こえることがありますが、補聴器の音に慣れることが大事です。
また、補聴器を使っていて疲れを感じるときは遠慮なく休んでください。
ステップ2.【相手と話す】
静かな部屋で、相手の顔の表情を読み取りやすいように、向かい合って座ってしゃべってもらいます。最初は少し騒がしく感じたり相手の声も今までと少し違って聞こえます。慣れていくと、人の声が以前よりも鮮明に聞こえるようになります。
ステップ3.【テレビやラジオを聴く】
テレビやラジオの音量を家族の会話と同じくらいに合わせ音に慣れていきましょう。
ステップ4.【数人での会話】
レストランや寄り合いなどで複数の人と話す時は周囲の雑音が大きいと聞き取りにくくなります。話しを聞きたい人に注意を集中してみてください。
周りに雑音がある場合には、なかなか聞き取りが難しいと思いますが、遠慮なく聞き返すことが大事になります。
指向性機能(周りの雑音を小さくして正面の声を大きくする)を搭載した補聴器には、この点を改善できるものもありますが、どんなに補聴器の性能が良くても騒がしい場所で鮮明に聞こえることはありません。雑音下は健聴者でも聞き取りづらいですから。
まとめ・・
補聴器を使いこなすには、まず静かな所で音に慣れてから、少しづつ色んな音を聞いてみる。疲れを感じたら休みながら。
一日12時間くらい付けれるようになれば、補聴器に慣れた証拠です。